あれから数日。

ハッキングが出来るようになって、
『蛇蝎』の情報を探っても何も出ない。


『あぁーー!どうなってんの!?』


出ない!情報が!!


「しゅ、朱音…落ち着いて。」


『だってさ!出ないんだよ?
情報出ないとどうしようもないじゃん!!』


てか、幹部ボコられて何も無し!?
その方が苛つくわ!!


「朱音さん、ここは教室ですよ。
トーンを落として下さいね。」


『す、すみません。』


「それにしてもさぁ…なんで男装なのぉ?」


「そーだよ、もうバレてんだからいんじゃね?」


『えー…だってスカートだよ?
しかもミニスカだよ?
見慣れた蒼翔で良くない??』


そう、私はバレた後も男装で登校している。

外ではフード被ってて、
学校では外して過ごしてる。

皆にはもうバレちゃってるしね?


「スカート…見たいな?」


「僕も!」


「私も見てみたいです。」


『えー…。』


類の一言で皆が「見たい」と言い出した。

こうして私は今度から女子の制服で来る事に。