双姫 Ⅰ



『だから、止めといた方が賢明!!』


「しゅ、朱音までぇ~(泣)」


『だって、本当に怖かったもん!!』


屋上が笑いの渦に包まれる。


「さーてと、飯食ったら。
真面目な話すっか。『蛇蝎』について。」


その言葉で空気が引き締まる。


『紘にぃ、何か情報あるの?』


「食ってから話す…サッサ食えよ~。」


『…はーい。』


輪になってそれぞれお弁当を広げる。


『うわぁ!美味ししょ~♡』


「何、「美味ししょ」~って(笑)
そんなに大したもん入れてないよ?」


いやいや!美味しそうですよ。
卵焼き、唐揚げ、ウィンナー、ポテサラ、
それにご飯なんてちゃんとおにぎりだよ!?


一口食べる。


『はわぁ~♡』


母さんのお弁当と疾風の料理も美味しいけど
類のお弁当も美味しい!!


「どお?口に合うかな。」


『GOODです♪』


「そっか!なら良かった!!」


類の作ってくれたお弁当を完食し、
紘にぃの話を聞いた。