『紘にぃ達居るかな?』
ガチャ
屋上の扉を開ける。
『あ、やっぱり居た。紘にぃ~!』
「おぉ、朱音…ってどうした類!!」
驚いた表情で類を凝視する『神龍』
そりゃあ、今朝はなんともなかったのに
昼に会った時に青痣だらけだったら驚くよね。
クラスの皆も驚いてたけど
見て見ぬフリしてたし。
『光ちゃんと殴り合ってたのー。』
「「「「「はぁ!?」」」」」
『でも、その理由は話てくれないのー。
男同士の約束なんだって。』
「それにしたって…光喜さんガチじゃねぇ?」
慧ちゃんが類の顔をジロジロ見ている。
「でも、最後は類が勝ったんですよぉ♪」
「おい、燐。自慢気に言うなよ…。
俺は勝ったなんて思ってないから。」
「光喜さんに…お前がか??」
「信じられない…。」
「類くん!今度僕と組手しない??」
「止めておきなさい。
芦基とすると酷い目に遭いますから。」
「芦基先輩、遠慮させて頂きます。」
「えぇーーーーーなんでだよぉ!!」
「そうです、賢明な判断ですよ。」
『確かに芦基のヤり方はえげつないよね。
多分、芦基の見る目が変わるよ?』
初めて見た時は怖かったな~。
笑いながら相手を徐々に追い詰めるんだもん。
芦基の『遊龍』の由来は
女遊びが激しいって広まってるけど、
実はもう一つあるんだ。
どんな相手でも子供のように笑い、
遊びながら倒している様に見える。
って事からこの呼び名が付いたんだよ♪



