『もう…二人共限界だよ!』
ヘトヘトになりながらも
二人はお互いを殴り続ける。
殴るというより
当てると言った方が正しいかもしれない。
それ程二人は疲れきっていた。
「おい!樺沢 類!!
次の一発でケリつけっぞ!!」
「……望むところだ!」
二人は一定の距離を保ち、相手の出方を伺う。
「…いよいよ決しますね。」
『うん…。』
私達はドキドキしながらその勝敗を見守る。
そして二人同時に動いた。
ドサ…
倒れたのは光ちゃんだった。
『光ちゃ…「来るな!!」』
倒れた光ちゃんの元へ駆け寄ろうとしたが
聞こえたのは拒絶の声。
「来るな朱音、少し…下がっててくれ。」
「朱音、お願い待ってて。」
光ちゃんと類に言われ、私は静かに遠ざかった。



