類side
『神龍』元副総長 藤原光喜。
通り名 『光龍』
兄の藤原 直紀『楽龍』と同時に攻めれば
必ず族が潰されるという噂は本当だろう。
「……ハァ…ハァハァ…!!」
組で鍛えられた俺でも息が乱れる。
「やるじゃねぇか…ハァ……。
この俺とヤり合って
こんなに長く立ってられた奴は朱音以来だ。」
それは相手も同じ。
「褒めてる…つもりか?」
「褒めてんだよ。
俺の方は感覚鈍って昔みてぇにはいかねーな。」
「歳とったって事だよ。」
「言ってくれるね、ガキが。」
ガチャ
『ちょっと類!光ちゃん!!何してんの!』
この声…。
「あ…しゅ…「気ぃ抜くんじゃねぇ!」イッ!!」
一瞬気を取られた俺は顔を殴られた。
『光ちゃん!!』
朱音が俺らを止めようと駆け寄ろうとする。
「朱音!邪魔すんな!!」
『んな!何言ってんのよ!!
二人共ボロボロのくせに!!』
「お前だって東条とケリつける時に
邪魔されたくねぇだろうが!!」
『ッ!?』
多分『光龍』はケジメを付けたいんだ。
だから、俺も本気で向き合った。
その想いを踏みにじらない為にも。
類sideEND



