双姫 Ⅰ



類side


「俺になんか用ですか?藤原先生??」


「腹立つガキだな、お前。」


俺は今、藤先と屋上に居る。


コイツは教室を出て行った後も
中の様子をずっと見ていた。

皆は気付いてなかったみたいだけど。


「早く要件を話して下さい。
「トイレ行く」って言ったんですから。」


「デカい方かと思われるかもな?(笑)」


「だから、サッサとして下さい。
皆が待ってるんです。」


「お前…朱音の事が好きなんだって?」


…なんで、知ってるんだ?
それを知ってるのは『神龍』『双覇』と…。


「…理事長か……。」


あの人、本当余計な事しか言わないな。
朱音が姿を消したのもあの人のせいだし。


「それがさっきのとどう関係あるんですか。
朱音の正体をバラすのは話が別です。」


実際、朱音も相当戸惑ってた。


「バラす必要があったんだよ…。」


「は?」


「俺は話し合いで解決する主義じゃねぇかんな。
先ずは…実力を見せて貰おうか!!!」


藤先が向かって来たから俺も構えた。


類sideEND