双姫 Ⅰ



ガタ


『…類?』


「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる。」


『あ、いってらっしゃい~。』


「いってらぁ~♪」


類がトイレに行き、
私達は教室で光ちゃんの事で話し合った。


「ねぇ、藤先ってどんな人なのぉ?」


『『神龍』に居た頃は今よりハメを外してた。
あれでも大人しくなった方だよ?
キレたら『光龍』が出るみたいだけど。』


「あれでも大人しく…ですか。」


『副総長辞めても強さは変わんないな~。』


現に避けられたし…悔しい!!!


「理事長が総長だったんだよな?」


『そうそう。
あの二人が攻めれば
必ず潰れるって言われてたからね。

だからその時の『神龍』に手を出す奴は馬鹿。
その馬鹿が『蛇蝎』だったけどね。』


そう、その抗争中に私と蒼翔は巻き込まれ、
蒼翔が死んだんだ。


「朱音…大丈夫?」


『あ、なんでもないよ。』


顔を上げたら皆が不安そうな顔をしてる。

だから安心させるように笑った。