「おい、無視すんなよ。」
『……。』
周りがザワついてきた。でも、無視無視。
「おい!!」
苛ついたのか私の肩を掴もうとする陽貴。
『…触る…「朱音に触んなよ。」』
私が拒絶する前に類が陽貴の腕を掴んでいた。
「きたねぇ手で朱音に触んな。」
ギリッ!
「イッ!は、離せよ!!!」
「…勉強しないなら出てけば?」
類が指差す方向は廊下。
「……チッ!」
「じゃあねー。」
陽貴は類の威圧に負けて教室から出て行った。
「朱音大丈夫だよ、落ち着いて?」
手を優しく握ってくれて
初めて震えている事に気付いた。
『ありがと…中々治んないもんなんだね。
なんか、変な空気になったね!
その…ごめんね!!』
クラス「今のは陽貴が悪いよなー。
俺ら(私達)は教えて貰いたいだけだから!」
おぉ…満場一致(笑)
「朱音さん、全員教えて貰いたいようなので
黒板で説明して上げたらどうですか?」
「それならコイツらも見えるだろ。」
『成程~…って私はいつから教師になったの。』
「でも、朱音の教え方分かりやすかったぁ!」
「おう!俺でも分かったぜぇ~!」
賛成と手が上がっていく。



