双姫 Ⅰ



「あ~…李樹が山を張ってくれるから!」


「おかげで俺ら上位だもんな!!」


『………。』


今迄の成績は李樹のおかげだと…。


『まさか…玲と類も?』


「俺がそんな真似すっかよ。」


「俺もちゃんとしてるよ、ホラ!」


玲と類が同時にプリントを見せる。


『玲と類は自分でしてるんだ…。
問題は燐と愁斗!李樹に頼らない!!』


「えぇ~?でも…分かんないしぃ。」


「俺ら頭悪ぃもんな!!」


「愁斗と一緒にしないでよ!
僕が苦手なのは数学だけだもん!
愁斗は全教科じゃん!?」


「な、なんだと!?」


『低レベルな喧嘩をしないッ!!!!』


そんな二人を一喝した。