「しゅ、朱音?大丈夫?」
類に肩を叩かれ我に帰る。
『あ、あぁ…うん。』
フラフラと自分の席に向かうと
周りの視線が地味に痛い。
椅子に座りそのまま突っ伏した。
「朱音、これプリント…。」
『ありがと…ハァ……。』
類からプリントを受け取り問題を見る。
……クソ簡単じゃん。
シャーペンを持ち、ひたすら書く。
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…カタン……。
ふぅー…終わった。
『…ん?何さ。』
クラス全員が私を見ていた。
「朱音さん、もう終わったんですか…?」
信じられないといった表情で
李樹が私を見ている。
『え……簡単じゃん?』
「これ、大学レベルの問題だぞ?
藤先も何考えてんだよ。嫌がらせか??」
『いや、だから大学出てるって…。』
「ねぇ、朱音!教えて!!」
「俺にも教えてくれぇ!!」
必死に頼み込む燐と愁斗。
『え゛!?』
「僕ら数学チョーーーーーー苦手なの!!」
「だから、頼む!!!」
『…テストの時どうしてんの?』
疑問に思った事を口にした。



