双姫 Ⅰ



「着いたぜぇ~。」


『ありがとね!愁斗!!』


バイク置き場にバイクを停め、
皆が来るのを待つ。


「……で、類と喧嘩でもしたのかぁ?」


『んー…そうじゃないんだけどさ。
でも、愁斗が気付いてたなんてね?
他の皆なら分かるけど。』


「俺だってそん位は分かるわ!」


『ちゃんと話すよ、類と。』


「…そっか!お、来たぞ。」


愁斗が見る方向を
見ると皆も学校に着いたようだ。


『おーおー…目立っちゃってまぁ…。』


「なんたって『神龍』と『双覇』だかんな。」


黄色い悲鳴が聞こえる。
それもキンキン声の。


「朱音~愁斗~おまたぁ♪♪♪」


『皆揃ったね、じゃあ行こ!』


いつの間にか実基姉も
合流してたのはビックリしたけどね。


そしてそれぞれクラスに行き、
私達は久し振りに席に着いた。