双姫 Ⅰ



『あ…愁斗のに乗るから…。
また今度乗せてね!』


類に一言言って愁斗のバイクに乗った。


「んじゃ、行くぜ!!」


愁斗はエンジンをかけ、真っ先に倉庫を出た。


エンジン音がうるさい…。

それにしてもさっきの感じ悪かったよなぁ。
類…傷ついたよね……。


「なぁーー朱音!」


『なぁーーにーー!?』


愁斗が話し掛けてきたから大声で答える。


「類となんかあったか知んねぇけどさー!
仲良くやろぉーぜーーー!!」


愁斗…気付いてたんだ。
なのに乗せてくれたんだね…。


『…うーーーん!!!』


そうだよね、時間掛かるかもだけど!
それに類…寂しそうな顔してた。

いつものように!頑張れ、私!!


愁斗にも元気付られたし、
先ずは直ちゃんと光ちゃんに謝って、
類とも話そう。


『愁斗ーーありがとーーーーー!!』


愁斗は周りを見てるんだなって思った。