双姫 Ⅰ



俺はサイズの合いそうなブレザーを持ち、
朱音の肩にかけた。


『え、これ…。』


「それ着て行ってね。」


選んだのは燐のブレザー。
他の皆は背が高いからブカブカだと思うし。

本当は俺のを貸したいけど仕方無い。


「燐のだから合うと思う。」


『え、それじゃあ燐のが…。』


「それ予備のブレザーだよぉ!
僕ので良かったら着て良いよ♪♪♪」


「だって、良かったね?」


『あ、うん。ありがと…。』


そう言って袖を通す朱音を見て、
俺は安心した。


類sideEND