双姫 Ⅰ



『類…?』


問いかけても類は答えてくれない。


うーん?どうして固まってるの?


『る……え…?』


目を閉じて考えていて
開けると類の顔が近付き、


チュッ


おでこにキスされた。


『へ/////』


私が気を取られてる内に頬、瞼、鼻にも
口付けを落とされる。


そして、類の手が私の唇に触れた。


『ちょ、ちょっと待って!』


類の身体を押し上げようとしても
やっぱり力じゃ敵わない。


『る……ッ……!』


慌てて類を見るとまたその瞳に魅入ってしまう。

綺麗な水色の瞳。
蒼空は深い色だけど類は透き通った色。

この瞳に捕らわれたら逃げられない。