双姫 Ⅰ



『…お、重いよ。類。』


これでも女です。
大の男に下敷きにされたら流石に辛い。


『類…起きろー!!』


可哀想だけど耳元で叫ばせて貰いました。


「わぁ!?あ…??」


『やっと起きた……。』


「えぇ!?なんで朱音が敷き布団に!?」


「敷き布団」って何気に表現酷い!


『類がのしかかって来たの!』


『どいてー!』と思いを込めて
脇腹をこちょこちょしてみた。


「うぁッ!……ちょ!止めろって!!」


脇腹が弱かったのか類がバランスを崩し、


『キャッ!?』


遠かった類の距離がまた縮まった。