類side


俺は今、自分の部屋に居る。

そのベッドには俺の好きな人が眠ってる。


「ふぅー………………。」


高鳴る鼓動を鎮めるために深呼吸を繰り返す。

勇気を振り絞ってベッドに近付く。


「ヤバい…可愛過ぎだろ/////」


そこには無邪気に眠る朱音。


俺は出来るだけ近付かないように
距離を置いて布団に潜り込む。

そうでもしないと耐えられないからな…。


『うぅん……る…い……?』


「あ、起こしちゃった……?」


うっすらと目を開けて俺を見つめる朱音。
正直、可愛過ぎてどうにかなる。


『るいの…においおちつく……スー…。』


「……ハァ…耐えろ…俺。」


寝惚けているのかモゾモゾと動いて
俺に抱き着いて朱音は寝てしまった。

ヤバいと思いながらも
喜んでる俺は変態だろうか…。


「寝ろ、俺。」


雑念を抑える為に瞼を閉じた。


類sideEND