双姫 Ⅰ



『…うわー…李樹とは正反対。』


玲の部屋は黒で統一されていた。
綺麗なんだけど…。


『ねぇ、玲。これは?』


「あ?見て分かんねぇかよ。
俺の好きなバンドのポスター。」


『いや…正直知りたいとも思わない……。
ごめん、パス!!』


壁に何枚ものポスターとか怖いわ。
なんか見られてるみたいで嫌。


『類!類の部屋は?』


「え?さっきまで朱音が寝てたとこだよ?」


『あ!あのネイビー系の!?』


「うん、俺の部屋。」


『じゃあ類の部屋が良い!!寝よ♪』


類の腕を引っ張る。


「ちょちょ!朱音?
俺はソファーで寝るから!」


『え?ベッド広いから良いじゃん??』


私は当たり前のように言った。