双姫 Ⅰ



「蒼空ちゃんも生きて欲しいと思ってるよ。」


私の思ってた事を
類は分かったように答えてくれる。


私はどれだけ救われたんだろう。


あんなに『双覇』を毛嫌いしてたのが嘘のよう。

だって、今はこんなに好きなんだから。


「あぁ…可愛い顔が泣き過ぎて腫れちゃった!」


『もう…今更だよー……。』


「冷やしたタオル持って来る!」


そう言って凄いスピードで台所に走って行った。


今迄話してて夢中だったけど
この部屋色々揃ってあって凄い…。


部屋は全部で五つ。
だから一人ずつ部屋があるんだろう。


『やっぱり『神龍』の方が凄いけど
『双覇』も負けてないんだな~。』


「ん?何が??」


類が冷たいおしぼりを持ってきょとんとしてる。


『ううん?おしぼりありがと。』


おしぼりを受け取って瞼に乗せる。


『気持ち良い~…。』


冷たいおしぼりは
泣いて上がった体温を下げてくれた。