「お客様、寝心地はいかがですか?(笑)」
『お客様って(笑)』
私は類の膝を借りて横になっている。
勢いで借りちゃったけどなんだか恥ずかしい。
『皆…私が『双姫』って事も知ってたんだね?』
話した時に全然驚いてなかったんだもん。
寧ろ真顔で聞いてたし…。
「…うん。朱音が姿を消した時に
『神龍』と『双覇』で集まったんだ。
それで『直ちゃん』って人から
電話が掛かってきて態度が急変したって
言ったら紘先輩が理事長室に案内してくれて
『直ちゃん』が理事長って事が分かった。」
私、『直ちゃんって知り合い』って言ったな。
それで分かったんだ…。
「それで疾風も加わって色々聞いたよ。
過去の事は朱音の口から聞きたくて
聞かなかったけどね。」
『そっか、ありがとう…類。』
関わりを断ち切ろうとしたのに
私を想ってくれる優しさにまた涙が出た。



