泣き喚いたせいなのか
私は疲れて類に凭れ掛かる。


「泣き疲れたみたいだね…。」


『うん…皆、聞いてくれてありがと。』


「ううん!僕達友達なんだから当たり前だよ♪」


「そうですね、とことん付き合いますよ?
でも先ずは腹ごしらえをしましょうか。」


時計を見ると午後10:45を示している。


「通りで腹の虫が鳴る訳だ!!」


「愁斗はいつも鳴りっぱなしだろ。」


「玲!そりゃねぇよ!!」


「じゃあ、買出し行こうよ!
朱音はゆっくり休んでてね?類は付き添い!」


「分かった。」


『…ん、皆ありがと。
気を付けて行って来てね。』


玲、李樹、愁斗、燐は買出し。
私と類は倉庫に残った。


『う~…頭痛い。』


長い時間泣いたせいで頭がガンガンする。


「少し横になる?」


『うん…そうするね。』


「はい!どうぞ!!」


『え?…何が??』


ポンポンと膝を叩く類。


「何って膝枕!」


『え、でも辛くない?』


「良いから良いから!早く!」


『じゃあ…失礼します……。』


半ば強制だったけど類の膝を借りる事にした。