喧嘩の仕方以外にも
令嬢としての教養や作法も叩き込まれた。
気持ちが折れそうな時もあったけど、
支えてくれたのは他でも無い家族。
それでも学校には通いたくなくて
苦手なパソコンと睨めっこして
超難門の大学をスキップで卒業した。
『神龍』の皆に会ったのはまだ
直ちゃんと光ちゃんが現役だった頃。
紘にぃ、舜ちゃん、慧ちゃん、
芦基、実基姉ちゃんは下っ端だった。
『…紘にぃ……。』
「大丈夫だ、ここの奴らはお前を傷付けない。」
私を見る人達から逃げたくて
紘にぃの背中に隠れる。
「おい、紘!何騒いでんだ!」
「総長、副総長。
すんません、俺の妹の朱音です。」
「は?お前妹なんて…え……。」
『あ…あの時の……。』
蒼空が刺された時に居た二人の男の人。
それが直ちゃんと光ちゃん。
だから…『神龍』の皆は
私と蒼空の事を知っていたんだ。



