双姫 Ⅰ



「俺達と一緒に暮らそう?」


紘さんも私を見つめる。

親子だからか琉駕さんと紘さんは似ている。
髪も瞳も、雰囲気も。
艶のある黒髪に金色に輝く瞳。


『あ…あの……妹は?』


「…妹の蒼空の遺骨も納めるよ。
姓も神崎として…家族としてね?」


琉駕さんの言葉で
改めて蒼空が死んだ事を実感した。

それと同時に抑えきれない
あの男への憎しみが込み上げてきた。


「神崎さんこの話はまたこ…『行く!!』」


奈緒珠さんの言葉を遮って訴えた。


『私を鍛えて下さい!!!!』


アイツに復讐出来るならどうでも良かった。