「おねぇちゃん…その人、死んでるの?」
『それは無いと思うけど…。』
恐る恐る顔を見ると
顔中痣だらけの男の人だと分かった。
それだけじゃない。
前を見ると大勢の男の人達が殴り合っていた。
『な、なにあれ。』
「おねぇちゃん…も、戻ろ……?」
相当怖いのか蒼空の手は震えていた。
『そうした方が良いかも。
蒼空来た道もど…蒼空!!』
「え…イヤーーー!!」
握ってた筈の手が離れ、
後ろに引き摺られる蒼空。
私は必死にその手を掴もうとした。
「お嬢ちゃん達
こんな所で何してるのかなぁ~?」
顔中痣だらけの男の人が蒼空の髪を掴んで、
気味の悪い笑みを浮かべていた。



