双姫 Ⅰ



『蒼空!本当にこの道合ってるの!?』


「合ってるよぉ~?
この前探検してたら偶然見つけたの!」


探検って…なんて危なっかしい…。


暫く走っていると細かった道が開けてきた。


『……ん?』


なんだろう…この音……。
何かがぶつかってるような?


そんな激しい音が前方から聞こえてきた。

蒼空には聞こえていないらしい。


『蒼空!ちょっと待って!!』


「えぇ~!
でも早くしなきゃ怒られちゃうよ!?」


『良いから止まって!!』


私が止まり、蒼空も慌てて止まった。


「おねぇちゃん?
どうしたの?もうすぐ着く…ドサッ!…え?」


蒼空の後ろから何か倒れたような音がして
見ると人が倒れていた。


「イヤァーーングッ!『静かに!!』」


慌てて口を塞ぎ、黙らせた。

私はそのまま倒れている人に近付いた。