双姫 Ⅰ



私と蒼空は近くの公園に行った。

ブランコ、シーソー、鉄棒、
すべり台…一通り遊んだ。


『もう遊ぶのが公園なら
施設でも良かったんじゃん…。』


二人で砂遊びをしながら私は愚痴った。


「えぇー?
だってそんな気分だったんだもん♪」


砂で山を作り、
トンネルを掘りながら陽気に答える蒼空。


『だったんだもんって……。』


「良いから掘るのぉ!」


『はいはい…。』


蒼空が掘っている反対側から私も掘り始めた。

黙々と二人で掘り続けていると、


『「あ!」』


遂に穴が繋がった。


「繋がったねぇ~!」


『そだね!』


外側からは見えないが
穴の中で私達の手は繋がれている。


「ねぇ、おねぇちゃん。」


『ん?』


「『双子』って二人で『一つ』なんだって!」


『ふ~ん?』


「だから蒼空とおねぇちゃんは
二人で一つ…って事だよね!」


『まぁ、双子だし。ソックリだしね!』


「おねぇちゃん。蒼空の側にずっと居てね…?
おかあさんみたいに置いてかないでね?」


『……ッ…馬鹿な事言わないの!
そんなの当たり前じゃない!!』


ずっと蒼空はそんな事
気にしてないと思ってた。

だっていつもこんな悲しい笑顔を
見せた事なんて無かったから…。