それから私達は仲の良い姉妹になった。
でも施設だけじゃない
通ってた学校でも私の虐めは続いた。
蒼空がその場を見ると
イジメっ子を追い掛け回してた。
「おねぇちゃんやり返せば良いのに!」
下校中。
蒼空はやり返さない私をいつも怒った。
『ほっとけば良いよ。
それに私もこの色嫌いだから…。』
いつも考えてた。
どうして私だけ血のような『朱』なのか。
蒼空のように綺麗な『蒼』だったらと。
そしたら私を愛してくれるのにと。
『確かにこんな血みたいな色だったら
誰だって気持ち悪いよね…。』
「違うよぉ~?
おねぇちゃんの瞳の色はね?ほらほら!」
見てみて!と指を差す方向を見ると
沈みかけだからか夕陽が朱く輝いている。
「血なんかじゃないよ!
おねぇちゃんの色は綺麗な夕陽色!!
おねぇちゃんは蒼空の色の方が良いって言うけど
蒼空は『朱』が好き!!」
『蒼空…もう……馬鹿。』
「えぇ!?なんでぇ!」
いつもそうだった。
初めに蒼空が嫌いだったと
同時に自分の瞳の色を呪った。
でも、全部蒼空の言葉で
嫌いから大好きに変わっていく。
嘘で言ってるんじゃない。
偽りの無い笑顔で言うから
あぁ…本当なんだって思うんだ。
蒼空のそんな笑顔も大好きだった…。



