「『双姫』はどこにも所属せず、
単独で行動をする一匹狼です。
女という噂はありますが、
誰も正体を知らない。謎の人物です。」
『………だからと言ってどうして
そいつが『双覇』より強いと思うんだ?』
「なんとなくだ。」
なんとなくかよ。
総長がそんなんで良いのか??
でも、光ちゃんも言ってたしそうなのかな?
……てか、そろそろ限界。
ガタッ
「どこに行く?」
急に席を立った私に玲が聞いてきた。
『……どこでも良いだろ。』
突然、声が低くなった私を
驚きの視線を送る『双覇』達。
私は元々人と話すのが嫌い。
あ、家族と『神龍』の皆、
それと直ちゃんと光ちゃんは別だけどね?
それにコイツらと馴れ合う必要も無いし。
何か言いかけようとする『双覇』達を
見て見ぬフリして教室を出た。
『………屋上にでも行くか。』
何故か『双覇』を見ていると憤りを感じる。
胸の辺りがムカムカするような……。
そんな気持ちを振り払いたくて
気晴らしにと屋上に足を運んだ。



