双姫 Ⅰ



「うわぁ/////」


『ん?』


「い、いえ!なんでもないです!」


顔を赤くしてソッポを向いてしまった。

疑問に思いながらも空を見上げると、
蒼かった空は薄く澄色になっている。


『…そろそろ日が落ちる。
お前は早く帰れ。
本当は送ってやりたいんだが……。』


「…?」


『俺に客だ…姿は見えないが気配で分かる。』


「だ、大丈夫なんですか!?」


『殺気は感じない。ハァ……アイツらだろうな…。
大丈夫、ちょっとした知り合いだ。』


私の言う事が分からないのか
首を傾げてきょとんとしている。