『…とにかく止めても無駄だから。』
「朱音ッ!!」
『紘にぃ、しつこいよ。
少し黙らせてやろうか…?
と言いたい所だけど
そろそろお暇(おいとま)するわ。』
「この人数を
相手に逃げられると思うのか?」
『うん思ってる。
私を捕まえるなら囲うべきだったね。』
馬鹿だね。
丁度、入口を開けてくれるなんて。
私が居る所は小さい丘のようになってて
その下に『双覇』達が居た。
皆は私の後ろを回って来たみたいだから
私の目の前には入口の門がある。
ガラ空きのね。
勢い良く飛べば直ぐに出られる距離。
大人数で来たのは良かったけど
使い方を間違っちゃ意味無い。
『じゃあね。』
その言葉と共に私はジャンプして降りる。
そして、着地と同時に施設から飛び出した。



