双姫 Ⅰ



奈緒珠さんから鍵を借りて、
施設から出ようとした。


『まさか………。』


何台ものバイクが近づいて来る。

まさかもう来たの!?
私の計算では明日位の筈だったのに。


『紘にぃ、場所覚えてたんだ。
ちょっと甘く見てたかもね。』


丁度あっちから視覚になる場所を
見つけ、そこに隠れる。

様子を見てると紘にぃ達は園の中へ。
『双覇』の皆は入口に残った。


『……皆を連れて行かなかったか…。
どんだけ用心深いのよ、紘にぃ。』


この『壱岐保護施設』は
周りが柵で囲まれてるから入口しか通れない。

飛び越えたいけど先が尖ってるから
万が一刺さったら洒落になんない。

とゆー訳で私は檻の中に居るって事。