神龍、双覇side


「紘、心当たりがあると言ってましたが
本当にあるんですか?」


「あ?舜は俺の事信じてねぇのかー?」


「でも、そんな簡単に見つかるの?
朱音って用心深いじゃない…。」


「だから早く行く必要があんだよ。」


「でぇ〜??どこ行くの〜?
てか、『双覇』も行くの??」


「『双覇』が行かねぇと意味ねぇだろ。
ボコってまで遠ざけようとしたんだからな。
朱音ちゃんにとって『双覇』は特別だ。」


「慧の言う通り、『双覇』も連れて行く。
お前らバイク持って来い。今から行くぞ。」


「分かった。」


「もし見つからなかったら…?」


「その次を探すまでだ。
先ずは『壱岐保護施設』に行くぞ。」