双姫 Ⅰ



疾風side


ガヤガヤと教室はうるさい。
でも、俺はただボーとして椅子に座ってた。


「なぁなぁ!『双姫』が現れたって!」

「マヂか!?」

「しかも二人!!」

「は?『双姫』が二人!?」


そんな会話が耳に入ってきた。


ついに情報が流れたんだ。


俺は蒼翔さん…『双姫』の事が
心配で居ても立ってもいられなかった。


" 理事長を頼ると良い。"


蒼翔さん、いや…『双姫』が言うなら
余程信頼しているんだろう。

自分が知っている事を全て話して
力になって貰おうと理事長室へ走った。


「失礼しますッ!!!!!」


あ、ノックすんの忘れた…。