「『蛇蝎』だったらマズいんですか?
それとも他に理由が??」
「蒼翔は『蛇蝎』に恨みがあるんだ。
この高校に入ったのも
情報を手に入れる為だった。
俺が阻止しようとしたが無理だった。」
「どうして?」
「…無理に引き止めたら
勘づかれると思ったからだ。
アイツは昔から勘が当たるからな…ハァ……。
だから俺らは他に繋がりを持たせ、
復讐を忘れさせようとした。」
「あ、あの僕らを試したテスト…。」
「そう、あのテストよ。
貴方はそれを見事合格してくれた。
蒼翔も少しずつ変わっていった。」
「でも、蒼翔は復讐を選んだ…。」
理事長室が静寂に包まれる。
だが、
「失礼しますッ!!!!!」
その声で静寂は払われた。
「…誰だお前は、ノックをして入れ。」
「直紀さん、『楽龍』が出てます。
お願いですから喧嘩しないで下さいね。」
「で??お前は誰だ。」
「いきなりすみません。
でも、どうしても話したい事が…って総長!?」
「お前、疾風?どうしてここに居るんだ??」
「あ…俺は蒼翔さんについて理事長に……。」
「蒼翔だと!?お前何か知ってるのか!!!」
「疾風、どういう事か私達にも話して下さい。」
「分かりました。今迄黙っててすみません…。」
疾風はゆっくりと語り始めた。



