疾風side
今日はいきなり歓迎会を開く事になった。
誰のかは知らなかったけど
とりあえず料理を作る。
俺こう見えても料理が大好きなんだ。
先に総長達が戻って来て、
後から類さんと見覚えがある人が入って来た。
『双姫』だった。
俺は一瞬驚いたけど冷静を保った。
『双姫』の事は憧れるけど
それと同時に怖かった。
でも、今見ているのは寧ろ優しくて
打ち解けやすい雰囲気だった。
歓迎会を楽しんでいるようで安心した。
でも、まさかこの後あんな事になるなんて…。
俺らの総長は
夜遅くまで倉庫に居る事を禁止している。
俺ら下っ端は早々に帰る事にした。
でも、俺は忘れ物をした事に気付き
「悪ぃ!先行ってて!!」
仲間にそう言い、倉庫へと走った。
でも、倉庫に入った時
とんでもない光景が飛び込んできた。
「蒼翔さん…!?」
『………疾風?』
俺の呼びかけに振り向く蒼翔さん。
その側には俺らの総長、
そして幹部が横たわっていた。
「蒼翔さん…?これ貴女がやったんですか!?」
俺は信じられなくて…。
だって蒼翔さん。
あんなに楽しそうで嬉しそうだったのに。
でも、蒼翔さんは
『あぁ………そうだよ。』
否定しなかった。



