直ちゃんから
『蛇蝎』の下っ端の名前を聞き出した
私は真っ直ぐ教室に向かう。
中を覗くともう授業は終わっていて
HRが始まっていた。
そんなの気にせず中に入ったら
光ちゃんが嬉しそうな顔で近付いて来た。
｢しゅ……蒼翔！今日から来てたのか！！｣
朱音って言いかけたけど許してやろう。
散々心配かけちゃったからね。
『…悪かったな、光ちゃん。』
クラス｢光ちゃん！！！？？？｣
あ、まーいっか。
『光ちゃん、理事長が呼んでたよ。』
｢あ？直紀がか？？｣
『うん、早く行きな。』
｢分かった。お前らこれでHRは終わりだ！
気ぃつけて帰れよ〜！｣
『じゃあね、光ちゃん。また明日。』
｢じゃあな、蒼翔。｣
これで直ちゃんが光ちゃんに教えるでしょ〜？
これからは少し手伝って貰わなきゃ。
東条 魁がどう動くか分かんないからね。
どうせならあっちから仕掛けてくれたら
手っ取り早いんだけどね〜？
