双姫 Ⅰ



疾風に口止めした後、
私は理事長室に向かった。


『直ちゃん〜?
さっきは助かったよ。ありがとう。』


「朱音〜〜!!!久しぶりの再会だなぁ!!!」


あ、そーいえば
今日から学校来たから
直ちゃんとは最初会った時以来か!


『いきなり不登校になっちゃってごめんね?』


「紘から話は聞いてるよ。光喜も知ってる。」


『そっか!なら良かった。』


「で?
さっきのメールはなんの意味があったんだ?」


『…直ちゃん、この学校にさぁ〜?
『蛇蝎』の下っ端居るよね??』


「!?」


『『双覇』の疾風に聞いた。
正式には助けてたまたま聞いたんだけどね。

紘にぃは知ってたみたいだけど?
私がここ入る時、慌ててたし(笑)』


「それで…どうするつもりなんだ?」


『は?潰すに決まってんじゃん。
何言ってんの直ちゃん。
私はその為だけに生きてきたんだよ?』


「お前には
『神龍』と『双覇』が居るじゃねぇか!」


『……じゃあ、蒼空は?
蒼空には私しか居なかった。

なのに私は忘れて一人幸せになれって?
そんなの私が許さない。

邪魔するなら直ちゃんでも許さないからね。
大切な『神龍』潰されたい?』


「…ッ!?」


ごめんね。直ちゃん、こうするしかないの。