疾風side
屋上に居たフードを深く被っている
知らない男が俺の名前を呼んだ。
どうして俺の名前を知っているんだ?
そう思っていると
男がフードを少し上げ
左目だけがチラリと見えた。
昨日見た綺麗な蒼い瞳が。
ありえない。
どうしてこの人がここに居るんだ。
それも男の格好をして。
『双姫』は俺を助けた事と
『蛇蝎』と遭遇した事を
秘密にして欲しいと言ってきた。
『蛇蝎』が『双姫』の情報を流すまでの間。
俺は『神龍』と『双覇』に
力を借りるように言ったけど
『双姫』はそれじゃ意味が無いと言った。
俺はこの人が分からない。
どれがこの人の本性なのか分からないんだ。
疾風sideEND



