「ここだけの話なんだけど。
ここの理事長と貴方達の担任は
『神龍元9代目総長』と『副総長』なのよ。」


「「「「「「えぇーーーーーー!!??」」」」」」


「あの二人が同時に攻め込めば
必ず潰れると言われていた程ですからね。」


「だから、出た方が良いねぇ…。
あの二人の逆鱗には触れたくないよぉ。」


「疾風、話は後だ。今は戻るぞ!」


「は、はい!!」


流石、直ちゃん。
ここで光ちゃんを使うとはね。

てか、どんだけくらいたくないのよ。
そんなに痛いの?名簿叩き。

皆、慌てて教室行ったし(笑)


そして屋上に残ったのは運良く私と疾風だけ。


疾風は一年だから光ちゃんを知らないのか
頭に?が浮かんでる。


「あ、貴方は誰ですか?」


ようやく私に気付いたか。

とりあえず
コイツには口止めさせて貰おうか。


『俺が分からないか?疾風。』


フードを少し上げ、蒼い瞳を見せた。