「あのさ…蒼翔。」
『…ん?』
「俺が…どうして女嫌いになったのか
蒼翔に聞いて欲しいんだ。」
『………分かった。
辛くなったら話すのを止めても良いからな。』
「ありがと…じゃあ、話すね。」
俺が女嫌いになったのは…母親のせいなんだ。
確か…。
俺がまだ小学校低学年の頃だった気がする。
父親は俺が物心ついた頃から居なくて
でも、母さんと幸せに暮らしてたんだ。
「それで…それで……」
上手く言葉が出なくて
拳が震える位に力を入れている事に気付かない。
『……焦らなくて良い、ちゃんと聞くから。』
蒼翔が俺の手を握ってくれた。
そのおかげで力が入っていた事に
気付いたと同時に安心して楽になった。



