双姫 Ⅰ



「あーなったら誰にも止めらんないわ。
ハァ…まさかこんな事になるなんてね………。」


「それはどういう事だ?」


「紘が言った
「『双覇』を潰す」は全てハッタリです。

…そして、貴方達の言う通り
蒼翔さんは闇を抱えています。」


「そこで君達が紘の忠告を聞かず
蒼翔を探したら合格!
探さなかったら不合格!

僕らはテストしたんだよぉ〜♪
蒼翔を救えるかどうかね!」


「テストだと…?」


「まぁ、私達も後で聞いたんだけどね。
でも貴方達は見事合格してくれた。
それは嬉しかったわ。」


「実際にあのキレっぷりからして
お前らを傷付けられて相当ムカついたんだろ。

何気に妬けるぜ…。」


「本当だよぉ〜…?
あんな蒼翔、初めて見るぅ〜。」


「初めて…?」


「えぇ…本当、妬いちゃうわ。」


俺達は蒼翔に視線を戻す。

そこには『天龍』に向かって
怒りをぶつけている蒼翔の姿。


『天龍』には悪いけど
嬉しいなんて俺らは思った。


双覇sideEND