双姫 Ⅰ



ガァーン!!


あ、鍵開いてたのか。
知らなくて蹴破っちゃったよ(笑)


あー面白い顔してるよ??紘にぃ。

青い顔して口パクパクさせてさ?金魚?
その口の中に手ぇ突っ込んでやろうか?

汚いからしないけど。←酷い(泣)


「しゅ…蒼翔?どうしてここに…?」


今、絶対「朱音」って言おうとしたよね?
後ろに『双覇』が居るの見えたから
慌てて言い直したけどさ??


『なぁ、紘にぃ。
逆になんで俺はここに居るんだと思う??』


ジリジリと近付くと
その分、紘にぃも後ろに下がって行く。
しかも弁当持ったまま。


「へ!?さ、さぁ?記憶に無いな〜?」


『へぇ〜?知らばっくれんなクソ兄貴。

あんなにバレたくなかったのに
どういう心境の変化だ?
「平和に過ごしたい」と言ってたくせに。

俺が強いと自慢したくなったか。』


苛立ちのせいか早口になってしまった。


「ち、違うんだ。
蒼翔が傷付いたって思って…。」


『それで「『双覇』を潰す」と忠告した?
何様のつもりだよ!!!』


目の前の紘にぃだけじゃない。
舜ちゃん、芦基、実基姉。
そして『双覇』の皆も驚いてる。

自分でさえ分からない。
どうしてこんなに怒ってるのか。