双姫 Ⅰ



『べ……』


「「「「べ?」」」」


『べ、弁当忘れたぁーーーーーーー!!』


「「「「そこ(ですか)かよ!?」」」」


あぁ……母さんのお弁当…。
朝早く起きていつも手を抜かず
美味しい美味しいおかずを入れてくれる。

母さんの手作り弁当を忘れてしまった…。


「あ、蒼翔?
僕のパン分けてあげるから!ね?ね?」


『あ、あぁ……ありがとう…。』


ショック過ぎて立ち直れない。
母さん、ごめん。帰って残さず食べるから!!


『…それより、類は??』


燐から貰ったパンを食べながら
類が居ない事に気付き、聞いてみる。