総長の名前が東条 魁だという事。
犯罪を犯しても
親の金で揉み消されているという事。
そして、
テレビで取り上げられた事件の事。
テレビで放送された事件を話した時、
『双姫』は狂ったように笑い出した。
俺はその光景が目に焼き付いて離れない。
でも確かに言ったんだ。
『こんなに近くに居るなんて』って。
どういう事なんだ?
でも、聞いたら俺はどうなるか分からない。
そう考えると怖くて聞く事が出来なかった。
只、目の前に居る『双姫』が怖かったんだ。
その後も東条の首辺りに
蛇のタトゥーがある事を話すと
『双姫』は礼を言いながら笑顔で去って行った。
見る者全てを硬直させる
冷たい笑みを浮かべながら。
実際、俺は暫くその場から動けなかった。
疾風sideEND



