『俺に…話があんだろ?』


仕方なく助け船を出してやった。


「じゃあ、さっきの…質問。
蒼翔はどうして学校来なかったの…?」


『……気持ちの整理をしたかったからだ。』


まぁ、これは本当。


「俺の…せいか?」


玲が苦しそうに切なそうに言ってきた。


違う、違うよ?
全部私が弱いからだから。
そんな顔しなくて良いんだよ。


『…違う。あれは…少し驚いただけだ。』


「それにしては様子が…「本当だよ。」」


玲の言葉を遮って類が答えた。


「俺もさっき同じ事しちゃったから。ね?」


私の顔を見てニコッと笑う類。