本堂で読経の後、座禅。
……朝早かったからか、寝てしまいそう……てか、尾崎は寝てたようだ。
暎慶さんが笑いをこらえながら警策でたたいてた。
風呂の後、浴衣を借りて、お約束の枕投げをして、22時就寝。
と、ここで本日の撮影が終了。
「お疲れさまでしたー。」
スタッフが退去した後、暎慶さんが本当に来てくれた……一升瓶を持って。
茂木が喜々として酒を受け取った。
「うわー。ありがとうございます!」
「あれ?お猪口3つですか?暎慶さんも一緒に飲みましょうよ。」
お猪口の盆を受け取りながら、尾崎が笑顔で暎慶さんを誘った。
困ってる暎慶さんに、俺も誘いの言葉をかけた。
「飲みましょうよ。お話、聞かせてくださいよ。」
いぶかしげに俺を見る暎慶さん……態度違い過ぎるだろう。
「はい、はい、これは俺。」
尾崎がそう言いながらお猪口を暎慶さんと俺に渡して、もう1つは自分の前に置いた。
「俺は?」
茂木がそう聞くと、尾崎は一升瓶を指さした。
「そのまま飲みなよ。」
ぷっ、と暎慶さんが吹き出した。
「……少しお待ちください。もう1つお猪口を持って参ります。」
暎慶さんがそう言って立ち上がる。
「あ、茶碗でいいですよ~。」
茂木の言葉に、暎慶さんは快活に笑って去って行った。
「やっぱりイイヒトだな。」
ニコニコしてる尾崎に、茂木が囁いた。
「イイヒトだけど、暎慶さん、尾崎に気ぃあるぞ。気をつけろ~。」
「え!?」
「いや。そこまでじゃないだろうけど、確かに、尾崎は好みのタイプなんじゃないか?」
俺もそう賛同すると、尾崎はますますたじろいだ。
暎慶さんが戻って来るのを待って、乾杯した。
「美味いな。……京都の酒って薄くて甘口のイメージなんですけど、これは濃いですね。」
茂木が茶碗酒を飲み干して、そう言った。
「薄めた酒は嫌いなんです。」
暎慶さんの言葉に一升瓶を改めて見ると、「原酒」!なるほど!
「祝米(しゅくまい)?正月の酒ですか?」
ちょっと緊張気味の尾崎がそう質問すると、暎慶さんは目を細めた。
「祝(いわい)という品種の米です。京都の昔の酒米ですが、最近、人気なんですよ。一時は、猫も杓子も山田錦でしたけどね、やはりその土地、その風土にあった品種と水で仕込んだ酒は格別ですね。」
もう一度味わって飲んでみる。
……確かに、濃くてうまいな。
「旨いけど……これ、すぐ酔いますね……」
そう言った尾崎、30分足らずで撃沈。
1人、茶碗酒だった茂木も1時間かからず寝てしまった。
……朝早かったからか、寝てしまいそう……てか、尾崎は寝てたようだ。
暎慶さんが笑いをこらえながら警策でたたいてた。
風呂の後、浴衣を借りて、お約束の枕投げをして、22時就寝。
と、ここで本日の撮影が終了。
「お疲れさまでしたー。」
スタッフが退去した後、暎慶さんが本当に来てくれた……一升瓶を持って。
茂木が喜々として酒を受け取った。
「うわー。ありがとうございます!」
「あれ?お猪口3つですか?暎慶さんも一緒に飲みましょうよ。」
お猪口の盆を受け取りながら、尾崎が笑顔で暎慶さんを誘った。
困ってる暎慶さんに、俺も誘いの言葉をかけた。
「飲みましょうよ。お話、聞かせてくださいよ。」
いぶかしげに俺を見る暎慶さん……態度違い過ぎるだろう。
「はい、はい、これは俺。」
尾崎がそう言いながらお猪口を暎慶さんと俺に渡して、もう1つは自分の前に置いた。
「俺は?」
茂木がそう聞くと、尾崎は一升瓶を指さした。
「そのまま飲みなよ。」
ぷっ、と暎慶さんが吹き出した。
「……少しお待ちください。もう1つお猪口を持って参ります。」
暎慶さんがそう言って立ち上がる。
「あ、茶碗でいいですよ~。」
茂木の言葉に、暎慶さんは快活に笑って去って行った。
「やっぱりイイヒトだな。」
ニコニコしてる尾崎に、茂木が囁いた。
「イイヒトだけど、暎慶さん、尾崎に気ぃあるぞ。気をつけろ~。」
「え!?」
「いや。そこまでじゃないだろうけど、確かに、尾崎は好みのタイプなんじゃないか?」
俺もそう賛同すると、尾崎はますますたじろいだ。
暎慶さんが戻って来るのを待って、乾杯した。
「美味いな。……京都の酒って薄くて甘口のイメージなんですけど、これは濃いですね。」
茂木が茶碗酒を飲み干して、そう言った。
「薄めた酒は嫌いなんです。」
暎慶さんの言葉に一升瓶を改めて見ると、「原酒」!なるほど!
「祝米(しゅくまい)?正月の酒ですか?」
ちょっと緊張気味の尾崎がそう質問すると、暎慶さんは目を細めた。
「祝(いわい)という品種の米です。京都の昔の酒米ですが、最近、人気なんですよ。一時は、猫も杓子も山田錦でしたけどね、やはりその土地、その風土にあった品種と水で仕込んだ酒は格別ですね。」
もう一度味わって飲んでみる。
……確かに、濃くてうまいな。
「旨いけど……これ、すぐ酔いますね……」
そう言った尾崎、30分足らずで撃沈。
1人、茶碗酒だった茂木も1時間かからず寝てしまった。



