……一瞬寝てたらしい。
見回すと、外が暗くなっていた。
「知織。起きられる?」
「……何時?」
「え~と、18時過ぎたみたい。」
「帰る……」
そう言って知織は起きようとしたけれど、コテンとまたベッドに伏した。
「どうした?」
「……喉と頭、痛い……」
え!?
真冬に裸で抱き合ってそのまま眠ってしまったせいで、風邪でもひいたか?
「大丈夫?何か、薬。」
うちにあったっけ?
何もない気がする。
「……ごめん、ない。痛み止めぐらいは買っておくべきだったな。とりあえず送る途中でドラッグストアに寄るから。いや、病院のほうがいい?」
知織はぶるぶると首を振って、俺にしがみついてきた。
……いつもより、身体が熱い気がする……熱もあるのか?
「寒い?」
「ううん、まだ大丈夫。でも、これから来そう。……嫌や~。帰りたくない~。暎(はゆる)さんに逢えへんくなるよね……治るまで。」
ぐずぐずと知織が泣き出した。
……これ、絶対、熱上がってきてるな。
かわいそうに。
「知織がよければ、見舞いに行くよ。」
そう言って、涙を拭いてやった。
知織は、ぐじぐじといつまでもぐずっていたけれど、何だか眠そうだ。
……このままココで寝かせてやりたいけど、まずいよな。
俺は、そっと知織を毛布でくるんで寝かせた。
手早く服を着てから、知織にさっき脱がせた洋服を着せる……脱がせるのは簡単だけど着せるのは難しいな。
非協力的な知織の腕を折ったり傷めたりしないように苦心した。
知織をベンチコートでくるんで車に乗せて出発。
ドラッグストアで風邪薬とビタミンC、プラセンタドリンクを勧められて購入し、車の中で知織に飲ませた。
「……まずい。」
不満そうにそう言うと、知織は俺にキスしてきた。
……確かにうまくはない、な。
「あ、ごめん。まずいドリンクのお裾分けのつもりやってんけど、風邪までうつっちゃうかも。ビタミンC飲んどいてな。」
おじいさんのお家に近づくにつれて知織はシャキーンとしてきた。
大丈夫かな。
ちゃんと安らげるのかな。
何となく……俺のそばにいるほうが、知織はリラックスできてるような気がする……最近は。
そう思うと、ますます帰したくなくなる。
……熱で頬を紅潮させて、それでもおじいさん家の前じゃなく少し離れたところで停めさせて、自力で歩いて帰ろうとする知織を見送ってると、切実に思った。
知織を俺のモノにしたい。
名実ともに。
見回すと、外が暗くなっていた。
「知織。起きられる?」
「……何時?」
「え~と、18時過ぎたみたい。」
「帰る……」
そう言って知織は起きようとしたけれど、コテンとまたベッドに伏した。
「どうした?」
「……喉と頭、痛い……」
え!?
真冬に裸で抱き合ってそのまま眠ってしまったせいで、風邪でもひいたか?
「大丈夫?何か、薬。」
うちにあったっけ?
何もない気がする。
「……ごめん、ない。痛み止めぐらいは買っておくべきだったな。とりあえず送る途中でドラッグストアに寄るから。いや、病院のほうがいい?」
知織はぶるぶると首を振って、俺にしがみついてきた。
……いつもより、身体が熱い気がする……熱もあるのか?
「寒い?」
「ううん、まだ大丈夫。でも、これから来そう。……嫌や~。帰りたくない~。暎(はゆる)さんに逢えへんくなるよね……治るまで。」
ぐずぐずと知織が泣き出した。
……これ、絶対、熱上がってきてるな。
かわいそうに。
「知織がよければ、見舞いに行くよ。」
そう言って、涙を拭いてやった。
知織は、ぐじぐじといつまでもぐずっていたけれど、何だか眠そうだ。
……このままココで寝かせてやりたいけど、まずいよな。
俺は、そっと知織を毛布でくるんで寝かせた。
手早く服を着てから、知織にさっき脱がせた洋服を着せる……脱がせるのは簡単だけど着せるのは難しいな。
非協力的な知織の腕を折ったり傷めたりしないように苦心した。
知織をベンチコートでくるんで車に乗せて出発。
ドラッグストアで風邪薬とビタミンC、プラセンタドリンクを勧められて購入し、車の中で知織に飲ませた。
「……まずい。」
不満そうにそう言うと、知織は俺にキスしてきた。
……確かにうまくはない、な。
「あ、ごめん。まずいドリンクのお裾分けのつもりやってんけど、風邪までうつっちゃうかも。ビタミンC飲んどいてな。」
おじいさんのお家に近づくにつれて知織はシャキーンとしてきた。
大丈夫かな。
ちゃんと安らげるのかな。
何となく……俺のそばにいるほうが、知織はリラックスできてるような気がする……最近は。
そう思うと、ますます帰したくなくなる。
……熱で頬を紅潮させて、それでもおじいさん家の前じゃなく少し離れたところで停めさせて、自力で歩いて帰ろうとする知織を見送ってると、切実に思った。
知織を俺のモノにしたい。
名実ともに。



