……まあ、暎さんが派手だから、逆に走るのかもしれないけど。
「でも今夜は教会でバロックコンサートでしょ?ちょうどいいかもね。着て行ったら?」
祖母にそう言われて、ギクッとした。
本当はIDEAのコンサートなので……熱気で汗もかくだろうしもったいない気がする。
けど、これもアリバイ作りか。
私は祖母の勧めに従い、買ったばかりのワンピースを着て出た。
祖母と別れて、コンサート会場へ。
クリスマスイブイブとは言え、こちらはやはりとても賑やかだった。
久しぶりに見るIDEAの暎さんは、やっぱりめちゃくちゃかっこよくて……すごく不思議な気分になる。
宗教に近いぐらいのカリスマぶり。
……いつまで……こんな暎さんを見ることができるのだろう。
今はいいけど人気商売だもん。
いつかは人気がなくなり、活動できなくりなり、解散するかもしれない。
もちろんどんな暎さんでも、私は好きだと思う。
でもできることなら、少しでも長く、ステージで輝く暎さんを見ていたい。
そういえば茂木さんが結婚してるけど公表していないのも、もしかしたら、少しでも女性ファンをガッカリさせないためなのかもしれない。
……暎さんも……たぶん公表しちゃダメだろうなあ。
例え、法的に籍を入れても、子供が生まれても、私はずっと日陰の女なのかもしれない。
暎さんが素敵すぎて、私は何だか落ち込んでしまった。
クリスマスイブ。
登校すると、私はすぐに体育教官室を訪ねた。
「おはようございます~。平原先生、いらっしゃいますか~?」
「おはよ。どうしたの?早いわね。」
体育教官室には平原先生しかいないようだった。
「あの、これ。祖母から託されました。クリスマスプレゼントだそうです。」
鞄の中から、百貨店の包みを出して渡した。
「えー!嘘!うれしいっ!何なに?」
平原先生ははしゃいで、早速開封した。
流行のブランドの手袋とイヤーマフ。
どちらもラビットファーがふわふわで可愛い。
「うわ~、ありがとう!後で叔母さんにお礼の電話するね。」
ニコニコしてる平原先生に、恐る恐る質問してみた。
「あの~、四つ葉のクローバーの押し花って、昔、作ったりしました?」
突然のワードに平原先生はきょとんとした。
「何のこと?」
「いや……四つ葉のクローバー……和紙に包んで本に挟んで……」
平原先生は、顔をしかめた。
「私がそんなことするわけないでしょ。でも裕子は作ってたわよ。」
「……じゃあ、お母さんからクローバーのしおりをもらって使ってはったりしました?」
そう聞いたけど、平原先生はぶんぶんと手を振った。
「でも今夜は教会でバロックコンサートでしょ?ちょうどいいかもね。着て行ったら?」
祖母にそう言われて、ギクッとした。
本当はIDEAのコンサートなので……熱気で汗もかくだろうしもったいない気がする。
けど、これもアリバイ作りか。
私は祖母の勧めに従い、買ったばかりのワンピースを着て出た。
祖母と別れて、コンサート会場へ。
クリスマスイブイブとは言え、こちらはやはりとても賑やかだった。
久しぶりに見るIDEAの暎さんは、やっぱりめちゃくちゃかっこよくて……すごく不思議な気分になる。
宗教に近いぐらいのカリスマぶり。
……いつまで……こんな暎さんを見ることができるのだろう。
今はいいけど人気商売だもん。
いつかは人気がなくなり、活動できなくりなり、解散するかもしれない。
もちろんどんな暎さんでも、私は好きだと思う。
でもできることなら、少しでも長く、ステージで輝く暎さんを見ていたい。
そういえば茂木さんが結婚してるけど公表していないのも、もしかしたら、少しでも女性ファンをガッカリさせないためなのかもしれない。
……暎さんも……たぶん公表しちゃダメだろうなあ。
例え、法的に籍を入れても、子供が生まれても、私はずっと日陰の女なのかもしれない。
暎さんが素敵すぎて、私は何だか落ち込んでしまった。
クリスマスイブ。
登校すると、私はすぐに体育教官室を訪ねた。
「おはようございます~。平原先生、いらっしゃいますか~?」
「おはよ。どうしたの?早いわね。」
体育教官室には平原先生しかいないようだった。
「あの、これ。祖母から託されました。クリスマスプレゼントだそうです。」
鞄の中から、百貨店の包みを出して渡した。
「えー!嘘!うれしいっ!何なに?」
平原先生ははしゃいで、早速開封した。
流行のブランドの手袋とイヤーマフ。
どちらもラビットファーがふわふわで可愛い。
「うわ~、ありがとう!後で叔母さんにお礼の電話するね。」
ニコニコしてる平原先生に、恐る恐る質問してみた。
「あの~、四つ葉のクローバーの押し花って、昔、作ったりしました?」
突然のワードに平原先生はきょとんとした。
「何のこと?」
「いや……四つ葉のクローバー……和紙に包んで本に挟んで……」
平原先生は、顔をしかめた。
「私がそんなことするわけないでしょ。でも裕子は作ってたわよ。」
「……じゃあ、お母さんからクローバーのしおりをもらって使ってはったりしました?」
そう聞いたけど、平原先生はぶんぶんと手を振った。



