朝から…日向先生を見かけたアタシはすぐに先生の元へ向かった。
「先生!!先生てアタシの兄貴知っとるやろ?しかも家、めちゃ近いやん?」
アタシは一方通行に喋った。
「ぉお~。なんで知ってるん?」
"お母さんに聞いたし"
と言ってアタシはすぐに友達の元へと走った。
知世は、そんなアタシをおもしろがっていた。
第一印象は最悪で
変な人やと思った。
でもそんなある日…悔しくも彼に魅せられた。
どぅやら彼はバスケが上手く、高校も大学もバスケの推薦で行ったくらぃで、彼が中学のとき、優勝していたらしぃ。
バスケ部だったアタシは一瞬にして、彼に見とれた。
学校の帰り道…
うるさい男たちが目についた。
その中心にいたのは、日向先生だった。
"うっさぃな"とアタシは怒りながら、早足で歩いた。
たぶん、嫉妬してたんだ。
「「先生さよなら~」」
と全員が道を曲がった。
その時…楽しそうな彼の笑顔がアタシの目を奪った。
声をかけたかったのに、声を出せなかった。
彼は一瞬で、アタシの心を持ち去った。
