今日もアタシは先生にメェルをした
「《今日はありがとぉござぃました。》っと。」
先生からの返事は遅いけどでもちゃんと返ってきた。
《いいよ。》
その後もアタシは先生とのメェルを続けた。
バスケの相談、恋愛話など。
《そゃ、蝶々。バスケの漫画読むか?参考になるかもしれんぞ?》
返す返事なんて…決まってる。
《ぅん!!》
散歩のついでに本を取りに行くことにした。
あれ…かな…?
「こんばんゎ。ごめんなさぃ。待ちました?」
「ええよ。これ本な~。てか、かわえぇ犬やなぁ!」
先生はアタシの足元にしゃがみ込み、犬をかまっていた。
時間が止まったみたぃだった。こんな穏やかな時間がずっと流れればいいのに…
そんな儚い願いはすぐに崩れ落ちる。
「もぉ暗いな…大丈夫か?しかも重いぞ?」
先生は本気で心配してくれた。でもそんな優しさに素直に甘えることの出来ないアタシは…
「大丈夫やし!!」
の一言…なんて可愛くない一言だろぅ。
「袋…ても…し…らな。」
"ぇ?今なんてゆぅた?"
「袋…破れてもしらんからな?」
「はぁ?超他人事やん!!」
「ぉう!もちろん!!」
そんな他愛もないやり取りがやけに楽しく思えたんだよ。
