「おはよー!」

「おはよ!」


私、松井 琉叶 (まつい るか) 。

今日から中学校生活のスタートです。

一緒に登校してるのは、小学校から仲良しの新田百杏 (にった もも) 。

百杏は名前とは反対にクールでサバサバな子。


「とうとう中学生だね、私達」

「中学生とか大変そう、やだなー」

「制服ぶっかぶかだしね」

「それな!」

「琉叶部活何にすんの?」

「んー、運動部以外かな」

「文化部かあ… 」

「百杏は?」

「まだ決まってないけど、私も文化部かな」

「だよね!運動部は練習辛そう。」

「わかるー。」

「部活見学楽しみだな!明日だよね」

「えっ?今日だよ」

「ふえっ?!」

「流石琉叶だわ」


苦笑いしながらこっちを見てくる百杏。

私はママに似て、どっか抜けてて どっか残念な馬鹿なのです…

認めてるし…って? そりゃ認めるよ!

こんなことは日常茶飯事。この性格で下の子から舐められっぱなし。

… 慣れたからいいもん。